世に棲む日日
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世に棲む日日
司馬 遼太郎
文藝春秋 刊
発売日 2003-03
価格:¥580(税込)
晋作がゆく。 2004-06-07
高校生の時に読んで、30数年後にまた読んだ。吉田松陰のことは非常に尊敬しているが、高杉晋作が気になっていたので、第三巻から。10代に読んだ時は、冒険活劇としてわくわくして読み進んだ。幕末の志士たちの行動の鮮やかさと、信じられないほどの劇的展開に心奪われた。でも今回再読してみると、志士たちの主張が攘夷論から180度転回して開国論になったり、藩内が勤王派から一転して佐幕派になったり、長州藩が京都で勢力を誇ったと思ったらいきなり幕府軍に攻め込まれたりする、そういうとんでもなくめまぐるしく激しい「変化」が、ちゃんと論理的に書込まれていたことに驚いた。司馬先生、さすがです。若き日に一度読み、中年になって再読する。一冊で2度おいしい、グリコみたいな小説です。
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この記事は2006/5/30に作成しました。
