歴史に興味を持ち始めたきっかけは、「燃えよ剣」からでした。 次が「竜馬がゆく」。すごすぎます。




司馬遼太郎が考えたこと〈6〉エッセイ1972.4~1973.2

司馬遼太郎が考えたこと〈6〉エッセイ1972.4~1973.2司馬遼太郎が考えたこと〈6〉エッセイ1972.4~1973.2
司馬 遼太郎
新潮社 刊
発売日 2005-04
価格:¥700(税込)




「国家」を語る司馬さんの意気込みを感じます。 2005-05-27
これは、1972年から1年間に司馬さんが書いたエッセイを集めたものです。73年からNHKで「国盗り物語」が始まっているのですが、司馬さんは自分の小説のドラマ化には、余り興味を持たれていなかったようですね。
 この時期は、「翔ぶが如く」を執筆されていた時期なのですが、司馬さんの関心も「国家」というものにあったようです。
 「維新のあとしまつ」では、日本の国家の将来像を探る維新政府内での葛藤を描かれています。
 また、「日露戦争の世界史的意義」では、「ヨーロッパ人というのはまわりによく似た水準の国家が群がっていますから、軍人といえども比較的自分の位置なり価値なりを決めることができますね。ところが極東の僻隅で、むやみと近代化してしまった日本にあっては、軍人は野郎自大にならざるを得ない。」と書かれ、日露戦争の奇跡的勝利によって高慢になっていく「軍」と「国家」の様を語られています。
 暢気で明るかった江戸時代までの国家と、明治時代からの国民国家という近代国家の重さを探ろうとされている、司馬さんの意気込みを感じます。


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この記事は2006/5/30に作成しました。

【司馬遼太郎の経歴】
1923年生まれ。

学徒出陣で陸軍に入り、満州へ行き、終戦時は本土の戦車連隊所属。

復員後、朝日新聞社を経て、産業経済新聞社入社。1961年退社。

1960年、「梟の城」で直木賞受賞。1966年、「竜馬がゆく」「国盗り物語」で菊池寛賞受賞など多数の作品を残す。

1996年永眠

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