歴史に興味を持ち始めたきっかけは、「燃えよ剣」からでした。 次が「竜馬がゆく」。すごすぎます。




覇王の家

覇王の家覇王の家
司馬 遼太郎
新潮社 刊
発売日 2002-05
価格:¥580(税込)




善人としての徳川家康伝 2005-09-26
徳川家康を題材にとった司馬独特の史伝風小説で、小説としての筋を追う面白さももちろんあるが、日本史からみた徳川家康という人物への評価がそこここに現れていて興味深い。覇王の家、とは徳川家のこと。もし秀吉や信長が覇者であったなら、この頃から世界史に日本が登場していただろう。しかし家康の頭の中は徳川の家を守ること以外には何もなかった。その家康が天下をとった。そのために江戸期270年に渡って日本は世界史から取り残され、停滞した。徳川家一軒を守るためにだけ存在した江戸期とはなんだったのか。司馬はそういう観点から家康をみている。昭和45年(1970)から46年にかけて小説新潮に連載された司馬46歳の頃の作品である。この作品と並行して週刊新潮に「城塞」を連載していた。本作で三河の律義者、善人としての家康を描き、「城塞」では秀頼を謀殺した悪人としての家康を描いた。家康のウラ・オモテ、光と影、という対で読むと面白いと思う。


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この記事は2006/5/30に作成しました。

【司馬遼太郎の経歴】
1923年生まれ。

学徒出陣で陸軍に入り、満州へ行き、終戦時は本土の戦車連隊所属。

復員後、朝日新聞社を経て、産業経済新聞社入社。1961年退社。

1960年、「梟の城」で直木賞受賞。1966年、「竜馬がゆく」「国盗り物語」で菊池寛賞受賞など多数の作品を残す。

1996年永眠

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