歴史に興味を持ち始めたきっかけは、「燃えよ剣」からでした。 次が「竜馬がゆく」。すごすぎます。




故郷忘じがたく候

故郷忘じがたく候故郷忘じがたく候
司馬 遼太郎
文藝春秋 刊
発売日 2004-10
価格:¥470(税込)




胸がつまる 2004-12-03
三つの短編で構成されています。印象的なのがタイトルにもなっている一編です。秀吉の朝鮮遠征の際に連れてこられた彼の地の人々が薩摩の地で焼き物をしながら代々命を繋いできた、その中の一人14代目沈寿官氏の話です。小説と言うより、寿官氏の今までを筆者が書いているような形になっています。私は特別な立場に置かれたことがありません。誰かに違った目で見られたこともなく、日本人である事を疑ったこともなく、事実日本人です。400年前に不本意ながら日本に渡り明治維新時には勇敢に戦った祖先がおり、韓国語での日常会話は出来ないにもかかわらず、韓国人としての歴史を持つとはどんな気持ちでしょう。ぐっと来たのは韓国の若者の前での講演で先の大戦での日本との関係について話した時の描写です。読んでいるうちにその情景が目に浮かび、つい涙ぐんでいました。初版が1976年なので最近の韓国の関係とはまた、様子が違うでしょう。それでも薩摩にそういう人々がいると言うのを知っただけでもとてもよかった。苗代川に行ってみたくなります。


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この記事は2006/5/30に作成しました。

【司馬遼太郎の経歴】
1923年生まれ。

学徒出陣で陸軍に入り、満州へ行き、終戦時は本土の戦車連隊所属。

復員後、朝日新聞社を経て、産業経済新聞社入社。1961年退社。

1960年、「梟の城」で直木賞受賞。1966年、「竜馬がゆく」「国盗り物語」で菊池寛賞受賞など多数の作品を残す。

1996年永眠

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